物干し竿受け ~ 巾と高さを3段階に
使う人の身長と目的によって最適位置に竿をかけられる
わが家の1階にある屋根付きウッドデッキは、物干しスペースとしても使うのですが、これまでは物干し竿を掛ける位置のことで何かと不便でした。
というのも、夫婦の身長差がかなりあるため、妻の要望どおりの高さに物干し竿をかけると、そこを通過するときに私の頭がぶつかり、私の要望どおりに高くすると、妻が洗濯物を干すときにやりにくい・・・という具合
そこで、使い勝手が良くなるよう、上の写真のように改善! 竿の位置を横方向にも高さ方向にも3段階選べるようにしました。
竿の高さと竿間の巾が調整できることのメリット
- 普段は物干し竿を上段穴にかけておく。身長の高い私でも頭をぶつけずに楽々通過 (^^)
- 身長の高い私が洗濯物を干すときは、上段穴をそのまま使う。
- 身長の低い妻が洗濯物を干すときは、中断穴を使う。作業がラクチン (^^)
- 布団を干すときは下段穴を使う。重い布団を高く上げずにすむ。かつ、BとCに掛けた2本の竿にかけることで乾燥しやすくなる。(^^)
- カーペットのような面積の広いものを干すときは、 AとCに竿をかけて干す。 下段穴が使いやすい。
製作する
材料は2×4材と1×4材
設計の位置に仮留めして、これで良いかどうか確かめてみる。
その後、周囲の柱と同じく、水性塗料でアイビーグリーンに塗装
ステイン系の木材保護、「水性ガーデン用カラー アイビーグリーン」を使用。
2回塗りします。
水性なので臭いがほとんどなく、乾きも早いのでGood
竿を掛ける部分は1×4材
3箇所に穴をあけたものを取り付け。
穴の直径は5cmです。フォスナービットで穴あけし、角はトリマーで面取りして滑らかにしました。
反対側
筋交いがあるため、微妙に避けるよう、穴の位置と高さをよく考えました。
後日、改良してみた
竿を掛ける縦の部材が常に存在していると、時々頭をぶつけることがありました。
物を干さないときは縦の部材は要らないわけだから、普段は邪魔にならないよう片付けておき、必要な都度簡単に取付けられるように改善しました。
まずは、横材に固定していた縦材3本をすべて撤去
使うときは横材に上から引っ掛けられるように、パーツを追加します。
横材はツーバイ材なので厚さが38mm。 これに若干の余裕を見て厚さ40mmの材をサンドイッチするようにしたものを縦材の上部に追加しました。
横材に上から掛けるとこうなります。 このままでは横揺れを止められないので・・・
縦材を掛けた状態で、これを挟むように堤防の役目を果たすパーツを横材に固定。
横材の3箇所に、それぞれ2個の「堤防」が取付けられました。 縦材はこのうちどこか1~2箇所に掛けて使うというわけです。
縦材を2箇所にかけた状態はこんな感じ。 下段穴にそれぞれ竿を通して布団を干しても、上部の「堤防」があるおかげで縦材が引き寄せられることなく安定して干せます。
物干しをしない普段は、縦材を取り外して右の端っこにでも引っ掛けておけばスペースが有効活用されてよろしい。
(^^)v
氏家誠悟(seigo uziie)
2004年からこのサイトを運営している個人です。自分で家2棟、小屋2棟をセルフビルドしました。「自分でわが家を作る本。」の著者です。
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ご自分で家を建てるために、きっとお役にたつと思います。