手すりの取り付け
(ロフト階段へ)
階段に手すりは付き物ですが、特に、自作したロフト階段(互い違い階段)は、普通の階段より急勾配なので、手すりがないと怖いです。
手すり本体や取り付け金具は、ホームセンターで普通に売られているし、取り付け作業も簡単♪
ただし今回は、ブラケットを固定するための下地が足りないので、まずは下地のとなる『柱』から作ることになります。
下地となる柱を取り付ける
新たに付ける柱は2×4材
柱といっても、家の構造材ではなく、単に手すりを固定するための下地なので、2×4材程度の太さで十分と判断
まずは、この柱の上端に、ダボを打ち込むための穴を3か所あけます。
(穴径は8ミリにしました)
あけた穴にダボピンを挿入
この状態で、柱を取り付ける既存の梁に、下から押し付けます。 梁にダボ穴をあける位置を出すためです。
本来は『ほぞ』で組めば一番安心なのですが、既存の梁にほぞ穴加工するのはとても厄介なので、
今回は、ダボ&金物で接合することにしました。
梁の下面に、ダボピンの小さな穴があきました。これが目印。
目印をたよりに、8ミリの穴をあけます。
付け柱のダボピンを抜き、接着剤をつけてダボを挿入
再び梁に接合
さらに金物で補強します。
付け柱の上部は『かね折れ金物』で、下部はロフト階段の部材にコーススレッド4本で固定しました。
手すりの下地としては、十分頑丈になりました(^^)v
手すりの取り付け
さて、手すりの取り付けです。 必要な部材は手すり本体のほかに、固定するためのブラケット。
手すり材はφ35ミリのものが一般的で、表面がすべすべしたのとか、凸凹したのとか、カラーもいろいろあるけど、私は白っぽいタモ材の手すりを選びました。 必要な長さにカットします。
ブラケットはいろいろ種類がありますが、今回はこの3個だけ。
階段の手すり取り付け高さは、一般に75cmとか80cmなどと言われていますが、今回取り付けるロフト階段はとても急勾配なので、この常識はあんまりアテにしません。
実際に現場の階段に立ってみて、腕を曲げ、『このあたりに手すりがあればいいなぁ~』と感じた位置に取り付けることにしました。
とはいえ、階段の上部と下部で高さが違うと、感覚が狂って安全上よくないと思うので、高さはそろえます。
いったん決めた高さで、最上部の親柱から最下部の付け柱まで、水糸を張って位置出しをしました。
水糸にそって、鉛筆でラインを引いておきます。これで取り付け準備完了!
手すりに横通しブラケットを固定しています。 ビスはブラケットを買うと付属しています。
今回ブラケットを固定できる下地は3か所。
中間点の梁に横通しブラケットを固定しています。 位置は、取り付けラインの墨線上にします。
最上部は既存の柱にエンドブラケットで固定。 こちらも、取り付けライン墨を目安に・・
ビス頭にキャップをかぶせて完了
下部は付け柱に固定
完成しました!
氏家誠悟(seigo uziie)
2004年からこのサイトを運営している個人です。自分で家2棟、小屋2棟をセルフビルドしました。「自分でわが家を作る本。」の著者です。
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ご自分で家を建てるために、きっとお役にたつと思います。