2×4材で作ったウッドデッキ
2日で完成するミニデッキ
家の裏口を出たところに作った、170×120cmのミニウッドデッキです。 2日あれば完成する小さな小さなデッキですよ~
北側にあり、風通しが良いので、夏にちょっと涼みたいときに重宝しています。
材料はSPFの2×4材。 SPF材は耐久性が悪いため本来ウッドデッキには不向きなんですが、別のところに使う予定だった14フィートの2×4材が、訳有りで20本近くも余ってしまったため、それじゃ、ウッドデッキでも作っちゃえ! ということで、こちらに流用
将来はもっと広いデッキを作ることにしているので(いつのことやら・・)、とりあえず7、8年もってくれればいいかな・・・
1日目 デッキの束、桁、根太を組む
デッキを作る前の、自宅裏口
すでにある階段の2段目に、デッキの高さを合わせようと思います
小さなデッキなので束(柱)は四隅のみ。
束の立つ位置に穴を掘り、自宅基礎工事の際に余ったコンクリートで作った平板を埋め込みました。
平板の高さはテキトーです。
地面は水平ではないので、左図のようにして、それぞれの平板の高さの差を読み取っておきます。
それをもとに4本の束を切り出しました。
束の材料はスギの3寸5分角材。(これも工房建築の余り材)
平板の高さが違うので、束の長さもまちまち。
デッキの桁や根太が乗る位置に、強度アップを目的に受け材を取付けました。
束と平板が接する面には、住宅用の基礎パッキンを取り付ける予定。
パッキンは厚さ20ミリなので、その分を見込んで束の長さを切り出します。
2×4材の断面寸法不足をカバーする
ウッドデッキの場合、2×4材より2×6材を使うほうが一般的だと思います。 特に根太として1メートル以上のスパンを飛ばすには、2×4材では寸法不足
今回は余り材の有効利用ということで、2×4材しか無いので、桁や根太には、2×4材を幅方向に2段重ねて使うことにしました。
2本の束の間に桁を取り付けています。
2×4材を2本、クランプで締めつけて密着させながら固定していきます。
その上からコンパネを張りつけました。 2本の2×4材を一体化させるためです。
根太受け金具として、根太受けン金物を取り付けています。
位置は、端材を並べて現物合わせです。 これが一番!
束のスギ角材には防腐剤を塗った上から、基礎パッキンを固定。
コンクリートの平板と、束の木材は直接接することがなくなり、吸水しないため、腐食しにくくなるハズ
根太の取付け
根太にも、防腐剤を塗った上から、桁のときと同じ要領でコンパネを張りつけました。
かなり頑丈そうな下地が出来ました。 1日目はこれで終了
2日目 床板とフェンスを作る
隙間は4ミリにしたので、4ミリのスペーサーを挟んで、床板を張っていきます。
側面と裏面は、出来てからでは防腐剤を塗れないので、先に・・
背面には自宅用の配管などがあるので、ラティスで隠しました。
前と横にフェンスをつけます。
※ 下の図ではフェンスの筋交いが2×4材をそのまま使うように描いてますが、これだと見た目が重い感じがしたので、実際には2×4材を半割りにして使いました。
フェンスと床板の固定は、フェンスの下枠材から床板へビス留めしているだけなので、傷んでも交換するのは簡単。
フェンスはをL字状、背面のラティスと合わせるとコの字状になり、少し押したくらいではビクともしない丈夫さになりました。
これで本体は完成
デッキはテーブルを置ける広さはないので、フェンスの上にワンタッチで着脱できる棚を作りました。
画像の黄色矢印の取っ手が回転するので、フェンスの上枠を挟むかたちで固定します。
これで、夏の暑い日、日陰で涼みながらスイカを食える(^^)v
氏家誠悟(seigo uziie)
2004年からこのサイトを運営している個人です。自分で家2棟、小屋2棟をセルフビルドしました。「自分でわが家を作る本。」の著者です。
自分で住処を作れるようになろう!
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ご自分で家を建てるために、きっとお役にたつと思います。