DIY 丸鋸作業台を自作する
この作業台は、
- 3×6(サブロク=910×1820ミリ)の合板や、3~4mの長尺の材料を、安定してカットできる。
- 材料の下に板を入れなくても、そのまま丸ノコが使える。
作業台の材料は2×4材です。
屋外の材料荒切りや、ガーデニング作業などに使う目的なので、木工用作業台によくあるような、クランプを通す穴とか、そういう仕掛けは一切ありません。すごくシンプルな作り。
サブロク版合板を乗せても、まだまだ余裕があるように、長さは213㎝、幅は93㎝
作業台の高さは82㎝ですが、身長178㎝の私には丁度いいです。使う人の身長に合わせて高さを決めた方がいいでしょう。
溝の右側は60㎝あるので、サブロク版合板の中央をカットしても右側が落下することがないのです。
安全性の高い作業ができるのが嬉しいデス。
上の画像に見えるのが、丸ノコのブレードが通る溝
「刃の出」は材料の厚みより1㎝程度で済むので、溝の深さはこれで十分です。
(深さ→ツーバイ材の厚さ=38ミリ)
でもジグソーを使うには浅かった(^^ゞ
ちなみに、天板を2×4材ではなく合板にしたタイプがこちら↓↓
雨がかからない、屋根の下専用で使うなら、このタイプのほうが使いやすいと思います。
天板には厚さ24ミリのネダレス合板を使うのが頑丈でいいのですが、画像のものは、普通の12ミリ厚の床下地合板を2枚重ねで作っています。
丸鋸作業台の製作過程です
まずは2×4材で作業台の骨組みを組んでいます。
長辺方向は2m以上あるので、材料のツーバイ材は、6フィートではなく12フィートのものをホームセンターから大量に買い込んで、無料貸出トラックで運びました。
12フィートを使ったほうが無駄が少ないし、反りや捩れも少ないように思います。
グラつかないようにするため、私がよく使う方法は、コーナーの補強に、三角にカットした合板を使うことです。
脚と桁の間に、厚さ12ミリの合板(コンパネ)を挟んで、コーススレッドで固定します。
合板は、コンパネのカドの部分を利用した三角なので、完全な直角になっています。
2×4材の脚・桁を合板に合わせると、自動的に直角が出せるので便利 (^^)v
インパクトドライバーでビスを打つ瞬間にズレないよう、クランプで押さえてから固定します。
短辺方向は上下2か所で2×4材が交差するので、それぞれ4本ずつビスを打てば、合板を使わなくてもガッチリ固定され、グラつくことはありません。
骨組みが出来たので、設置場所に置いて塗装しています。
キシラデコールがいいんだけど値段が高いので(笑)、それより少し安い、アサヒペンのウッドガード。 色はライトオーク
天板を張る前に、桁側からビスの下穴をあけています。
天板の頭からビスを打つ方が簡単だけど、作業台の表面にビス頭が出るのが嫌なので、裏側から打っています。
天板にする2×4材は、先に底面と側面だけ塗装しておき、上面は後から塗りました。 その方が楽。
屋外に置く作業台なので、ウッドデッキ風に数ミリの隙間をあけています。
(といっても、ずっと屋外にするつもりではなく、この後、この場所には屋根をかけました。屋根があるとすごーく便利!)
丸ノコが通る溝で、天板は左右に分かれます。
天板の端部をきれいに揃えるため、定規になる板を仮留めしてから固定しています。
雨が降っても水が流れやすいよう、天板はすべて木裏を上にしています。
反対側は、定規を使って一気に直線カット
同じように右側も天板を張りました。
この後、カドを削って、溝の部分にも底のほうから2×4材を打ちつけ、天板上面を塗装して・・・
完成!
ここがブレードの通り道
大きな材料の加工に、とても便利(^^)v
プランターへの花の植え付け作業とか、山菜の仕分けとかにも・・(笑)
市販の作業台にも軽くて便利なものがあるけどね。
氏家誠悟(seigo uziie)
2004年からこのサイトを運営している個人です。自分で家2棟、小屋2棟をセルフビルドしました。「自分でわが家を作る本。」の著者です。
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ご自分で家を建てるために、きっとお役にたつと思います。