ウッドデッキ作り
リビングから続く南側に設けたウッドデッキ 長さ4.7m、奥行き1.8m
施工 2009年
上には母屋(=主屋)の屋根があります。
最終的には柵などもつける予定ですが、家本体の建築の都合上、床面だけは先行させました。
ウッドデッキ材の定番であるWRC(ウェスタンレッドシダー)の2×6材。 エリート材の長さ12フィートを25本
木工ランドから通販で購入しました。 価格は25本で 73,700円なり(送料込み)
配達の運ちゃん曰く、「これ、最近随分運んでますよ~」とのこと。 人気あるようですね。
早速、木材保護塗料を塗りました。 アサヒペンの油性塗料「ウッドガード」のウォールナット色
デッキを作る場所は、家の南側
母屋の屋根があるため、普通の雨なら濡れることが少ないという条件です。
基礎も土台も設置してあるので、何もない地面に新たにウッドデッキを作るより、ずっと簡単にできるハズ
土間コンは、雨水が溜まらないよう、中央から端に向かって2%くらい勾配をつけてもらっていました。
今回は根太もデッキ材もすべて2×6材を使用
根太を掛け渡す両端部に、根太受け金具を取付けました。 ピッチは 650ミリ
根太のスパンは1間(6尺)と、少し長いので、中間に束を設け、スパンを3尺にします。
束は、腐らない鋼製束を使用
但し、鋼製束は90角や105角の大引きを想定して作られているので、厚さ40ミリのツーバイ材ではそのまま固定したのでは、根太の直下に軸がこないので、もう1本ツーバイ材の木片を抱かせて、根太厚をふかしてます。
これで、束の軸と、根太の中心がそろいました。
デッキ材は母屋のほうから1枚目を張りましたが、サッシの出っ張りなどがあって、なかなか面倒です。
デッキの表面にビス頭が出ないようにしたかったので、ビスは根太側から斜めに打ちます。
あらかじめ根太上に、各デッキ材のラインをチョークラインでマーキングし、デッキ材1本につき2箇所ずつ下穴をあけています。
なにしろ床下の見えないところに手を突っ込んで打つので、下穴がないと非常にやりにくいです。
デッキ材の割り付けについて
12フィートのデッキ材の長さは 3650ミリ。 それに対して、今回のウッドデッキは長尺方向が 4740ミリ必要
だから途中で継がなくてはならないんですが、継ぐ位置は根太上でなければならないので、あらかじめ割り付けを考え、所定の長さにデッキ材を正確にカットして取付けます。 (なお、継ぎは単なる突きつけです。)
上の図のように割り付けし、5列作るのに、7本のデッキ材を使用するというパターンです。
あとはこれを繰り返していきます。
ただし両端部は後で丸ノコで一気に直線カットするので、(そのほうが綺麗に仕上がる)、余分な長さをつけたまま取付けてます。
さすがにこの辺まで来ると、床下に腕を突っ込むことができないので、ここから先はデッキ側からビス打ちします。
もちろんステンレスのコーススレッド(75ミリ)
最南端の土台の上に、高さ調整の材を固定し、その上にデッキ材を乗せます。
土台の側面にもWRC材を打ちまわし、最後に端部を切り揃え、切断面に防腐剤を塗って完成
出来上がり
氏家誠悟(seigo uziie)
2004年からこのサイトを運営している個人です。自分で家2棟、小屋2棟をセルフビルドしました。「自分でわが家を作る本。」の著者です。
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ご自分で家を建てるために、きっとお役にたつと思います。