小屋の内壁と棚作り
作業用の小屋なので、外壁さえあればよさそうな気もするけれど、なるべく防音効果があるように、壁にはグラスウールの断熱材を詰めることにしました。
メインの内壁材は、合板が高騰している中にあって一番安かった、9ミリの OSBボード です。それでも1枚千円
内壁
施工前の様子
小屋の西側には窓がないので、この壁は全面的に収納スペース。4段の棚を作ります。
散らばっていた工具類などを片付け、作業開始。
グラスウールは厚さ100ミリの密度10Kのやつを・・・
これはホームセンターから購入です。1パックで5坪分入って4200円。(2005年)
本来、この地区(岩手)では、壁には100ミリならば密度24Kが欲しいところですが、住居じゃないので贅沢しない ⇒ 経済性重視・・(^^ゞ
袋から出すと、気持ちいいくらい膨らみます。
全部の袋を破ると、たちまち小屋じゅうがいっぱいに・・・
間柱の間にグラスウールを入れ、OSBボードを貼って、柱・間柱を下地としてビス固定。
入り隅のところは手順をよく考えないと・・・
入隅をどうするか?
施工手順を以下のようにします。① 入り隅
② 断熱材を入れて・・
(片方のカドには入れない)
③ 片面に内壁材を打ちつけ
④ もう一面の下地を取り付けて
⑤ 残りの断熱材を入れて、内壁材を打ちつけ。
内壁を全部貼り終えました。
モノが置かれてないと、広く感じるんですがね~(^_^;
棚作り
たっぷりの収納力がほしいので、小屋の西側の壁に、長~い棚を作りました。
棚板は一番安上がりなOSB合板ですが、厚さ9ミリしかないので必ず支えになる桁材が必要です。
棚板奥側の桁材は、板を壁に打ちつけただけでいいのですが、(壁の中に下地として間柱が入っているため)
手前側には何もありません。
手前側には柱を立てて、そこに桁材を接合します
。
柱材と桁材の接合方法ですが、柱側から桁材に向けて横にビス打ちしただけでは強度的に弱いし、かといって、柱に欠き込みを施して桁材をはめ込めば強いですが、手間がかかりますね。
そこで、柱に添え木を打ちつけて、添え木の上に桁材を乗せて横からビス打ちすることにしました。これは簡単で、上からの荷重にも強いです。
ただし、桁材が乾燥で縮んでしまっては効かないので、桁材はよく乾燥した木材を使います。 今回は床根太に使ったのと同じものを使用。
添え木の長さを一定にすれば、棚板の高さは自動的に水平になります。
桁材の上に棚板を載せてビス固定。
これで小屋の棚ができました。真ん中付近がたわまないように、突っかえ棒で補強しておきました。
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